カードローン返済方式の種類とは?

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カードローンで返済する時には、返済額のうちの元金や利息の割合を決める各金融機関ごとの算出方法と同時に、返済方式も関わってきます。

 

とはいうものの、昨今どこの金融機関も残高スライド元利定額(または元利均等)方式を採用していて、返済方式による違いはそれほどありません。

 

残高スライド元利定額リ方式は、残高スライドリボルビング方式と元利定額方式という2つの方式が組み合わさって成り立っています。

 

残高スライドリボルビング方式とは、残高に伴って返済額が変わっていく分割払いを意味します。

 

元利定額方式は、必ずしもそのままの形で返済方式として採用されているとは限りません。

 

というのは、もともと返済方式は、元利定額、元金定額、元利定率、元利定額、他にも別名で元金均等や元利均等など様々な元金と元利をベースに組み合わせた方式があります。

 

挙げた方式を見ると、元金と元利の2種類があることがまず分かると思います。

 

元金は返済する残高の中の借りたお金そのものを意味し、元利というのはその元金に利息を合わせたものを意味します。

 

元利定額というのは、元金に金利を乗せて一定の返済額を定め返済していくもので、返済する金額が一定で計算がし易いのです。

 

ただし、返済金から先に利息を引き残りを元金の返済に充てる形となります。

 

その為、初めの何回かの返済ではなかなか元金(残高)が減りません。

 

しかし、その利息の割合は元金と利息を合わせて返済回数で割るため金額が大きくなることはなく、返済額が一定である特徴も相まって、その都度の返済金額が無理のない額に設定が可能です。

 

貸付側は、毎回の返済を無理なくこなせる金額を設定することで、延滞や貸し倒れを防げますし、借り入れ側も毎度の返済額が算出しやすく、負担が少なくて済みます。

 

その為、元利定額方式を残高スライド方式と併せて、カードローンの返済方法として採用している金融機関が多いのです。

 

残高スライド元利定額リ方式の前に、「借入後」という文言を付けている金融機関のカードローンもあります。
借入後残高スライド元利定額リ方式は、返済のみをしている場合は返済額が残高に伴って変わらない仕組みです。
その為、借入始めから返済だけをしている場合、借入後残高スライド元利定額リ方式のカードローンでは約定返済額が最初から完済まで変わりません。
途中でいくらでも借り入れをすることで、約定返済額が再設定されるのです。

 

残高スライド元利定額返済方式のデメリットは?

 

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毎度の返済額が一定額で低額で抑えられるのは、貸付側にも借り入れ側にも良い点なのですが、先述もしたように元金がなかなか減りません。

 

その為、金融機関が定める約定返済額だけで返済していると完済までに時間がかかる場合があります。

 

返済期間が長期化すると返済回数の分だけ利息も払うわけですから、最終的な利息が嵩んでしまう場合があります。

 

ただし、こればかりは返済方式の特徴なので仕方がありません。

 

しかし、そのデメリットを避ける方法もあります。

 

一つは、残高スライド元利定額返済方式の類ではない返済方式の金融機関で借りる方法。

 

もう一つは、嵩む可能性のある利息を考慮した返済の仕方をする方法です。

 

元金定額方式のローンは審査が厳しい?

 

返済方式として適用している金融機関は少ないのですが、元金定額方式をベースとした返済方式のカードローンもあります。

 

元金定額方式は、元金の返済に充てられる金額が基本的に一定なので、残高が減っても元金への返済額分は変わりません。

 

残高が減ることで、利息額が少なくなるのが元金定額方式の特徴です。

 

その為、元利定額方式よりも総支払額が抑えられ、完済まで早くいきつき易いといえます。

 

ただし、残高にかかる利息が元利定額方式よりも少ない分、元金定額方式を適用しているローンは審査のハードルが高めです。

 

金融機関にとって、利息は利益になるので、確実になるべく早く借りたお金を返してくれる方にしか、元金定額方式での返済をしてほしくないのが本音でしょう。

 

自身の与信と属性に自信がある方は、元金定額方式を返済方式に適用しているローンに申込んだ方が利息負担が少なく済みます。

 

アコムだけは元利定率方式!他金融機関の返済額と比較すると?

 

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消費者金融も銀行も、名称に多少違いはあれど、ほとんどは残高スライド元利定額返済方式をカードローンの返済方式としています。

 

ただし、消費者金融のアコムだけは元利定率リボルビング方式を利用しています。

 

この元利定率リボルビング方式は借入残高に一定率をかけて返済額を決めるものです。

 

アコムは極度額100万円以下の場合に4.2%、100万円以上の場合は3.0%をかけて返済額を算出しています。(千円未満の数値は切り上げ)

 

この方式は返済し始めの方の返済負担が元利定額返済方式に比べ大きいものの、元金に充てられる金額も伴って多いので、完済時の総支払額における利息が嵩まないようになっている返済方式です。

 

利息が嵩まないなら、元利定率方式の方が良いのでは?

 

確かにローン利用において利息をいかに抑えるかというのは大切な事です。

 

しかし、先の利息を抑えるために支払額が多めという状況が毎月続くのが懐具合によってはつらい時もあるでしょう。

 

特に、ローン契約をしてすぐというのはお金に余裕がないからこそ、借り入れをしている事も少なくないはずです。

 

その点を考えると、残高スライド元利定額返済方式のように返済額が低めに設定されている返済方法の方が、直近の返済はし易いです。

 

具体的な数字で例を挙げると…
アコムの元利定率方式で20万円を借りると、残高20万円として100万円以下なので4.2%かけると8,400と計算でき切り上げられるので返済額は9,000円です。
こサイトで紹介しているモビットの場合は、残高毎にあらかじめ返済額が定められており、残高20万円の場合の返済額は8,000円です。
返済額の差はひと月1,000円モビットの方が少ないことになります。

 

上記の例のモビットの返済方式は、確かにアコムの元利定率方式と比べると、返済金が少なくて済む分返済期間は延びがちでその日数分の利息が放っておくと嵩んでしまう恐れがあります。

 

残高スライド元利定額返済方式でも総支払額の利息を抑えた返済は可能!

 

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ところが、利息が最終的に嵩まないようにする事が残高スライド元利定額返済方式でも可能です。

 

それは、繰り上げ返済で約定返済額にプラスして返済をすることです。

 

それじゃあ返済額が低い意味がない!と思われるかもしれませんが、それは違います。

 

貸付側が提示している返済額は最低返済額であり、その金額は必ず支払わなくてはいけない額ですから、その最低ラインは1,000円でも低い方が良いはずです。

 

その1,000円が月によっては支払うのが厳しい事もあるでしょうから、それを考えると懐に余裕がある時に繰り上げ返済を自分のさじ加減でする方が、無理なく利息を抑えて返済出来ることでしょう。

 

カードローン返済方式はほとんどがリボルビング方式?

 

リボルビングは簡単に言うと分割払いのことです。

 

カードローンでは、10万円以下の少額から100万円以上の高額を借り入れることが出来るわけですが、借りた金額が5万円以内ほどであれば直近の返済で一括完済が可能です。

 

しかし、そうはいかないような金額を借りた場合に、リボルビング方式での返済であることによって借り入れ側は無理のない返済ができ、貸付側は確実に返済分と利息が得られるようになっています。

 

例えば、100万円を借りて何日か後には一括での返済を請求されても、お金を工面するためにカードローン契約をした方がそんな高額をすぐには用意できる筈がありません。

 

そう考えたときに、リボルビング方式であれば約定返済日に決められた金額を返済していくので、高額で借りたらそのままその金額、又は利息も含めるとそれ以上の金額を一度に支払うようなことにはなりません。

 

基本的に、金融機関の返済方式の説明項目にわざわざリボルビング方式と載っていなくても、大体は借りた金額毎に決められた約定返済額で分割支払いをしていく事になります。

 

各金融機関のカードローン返済方式

金融機関名(カードローン)

返済方式

モビット(モビットカードローン)

借入後残高スライド元利定額方式

アコム(カードローン:キャッシング専用アコムカード)

定率リボルビング方式

プロミス(フリーキャッシング)

残高スライド元利定額返済方式

アイフル(キャッシングローン)

借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式

三井住友銀行(カードローン)

残高スライド元利定額

三菱東京UFJ銀行(バンクイック)

残高スライドリボルビング方式

 

ただし、何度も追加で借り入れをしていれば借りた分に対して分割する分、1回の返済は少額なわけですから残高はどんどん増えていってしまいます。

 

すると、完済までの返済期間がどんどん長くなってしまいます。

 

クレジットカードのリボ払いを利用したことがある方は、どういう状況になるかよくわかると思います。

 

そこで考えてみると、残高スライド方式の場合、確かに残高が減れば返済額も下がるので、リボルビング方式同様返済期間が延びる可能性はあります。

 

ところが、残高スライド方式は残高が増えた際には、返済額もそれに伴って上がるようになっているので、リボルビング方式のように借りっぱなしになってしまうリスクが軽減される仕組みになっています。

 

その為、残高スライド方式とリボルビング方式は特徴が似ているのもあって、抱き合わせで残高スライドリボルビング方式という返済方式で、各金融機関で採用されているのです。

 

そこに、元金と利息という残高の内訳を細かく計算する仕組みとして、元利定額や元利定率、元金定額や元金定率といった要素が加えられて、カードローンの返済方式は成り立っています。