SMBCモビットの返済における基本情報
モビットで借りた金額に対して返済する金額は、もちろん確認しておかなくてはいけない大切なことです。
また、返済方法も自分にあった方法で毎度の約定日に必ず間に合うように支払いが出来る事が延滞などをしないポイントとなります。
モビットでは利用者の都合に合わせて返済方法が3つあります。
- 口座振替
三井住友銀行または三菱東京UFJ銀行の預金口座がある方に限られる方法。口座から約定日に自動的に返済額が引き落とされる。
- 銀行振込
上記の指定銀行口座以外の口座での利用も可能な方法。モビットが振込先に指定する銀行口座に返済額を振り込む。振込手数料がかかる。
- ATM
モビットと提携しているATMから入金して返済する方法。三井住友銀行ATMのみ手数料無料で利用可能。
その他提携ATMは金額が1万円以下の場合は110円、1万円超の場合は220円手数料が必要。
*2017年5月15日からセブン銀行ATMスマホ取引利用スタート。
口座振替以外の返済方法では、返済額に加えて手数料がかかってしまいます。
その為、おすすめの返済方法はやはり口座振替なのですが、それには三井住友銀行か三菱東京UFJ銀行の口座が必要となってきます。
モビットでWEB完結契約をした方は、既に口座があるでしょうから口座振替でも特に問題はありませんが、口座がないという理由でカード発行での契約をした方は口座振替での返済がそのままでは出来ません。
加えて、もし後日に返済方法を口座振替での返済に切り替える際、完全に口座振替に切り替わるまで2ヶ月ほどかかってしまいます。
そこで、口座振替以外の方法で返済する際に手数料がかからない方法をここで説明します。
簡単にまとめると以下の通りです。
- 三井住友銀行ATMを利用する。
- コンビニマルチメディア端末を利用する。
- 振込手数料がかからない口座を用意する。
まず、ATMでの返済に関しては、三井住友銀行ATMであれば、借り入れも返済も手数料無料で出来ます。
モビットカードローンと提携しているATMからの返済の場合、あまり返済期日ギリギリ(例:約定返済日の夜中など)の入金だと、その日に処理されないことがあります。
その場合、ギリギリではあるものの、せっかく約定日に返済したのに、返済遅延扱いになってしまうので、提携ATMからの返済の場合、余裕をもって返済をしましょう。
コンビニにあるマルチメディア端末は、借り入れ利用は出来ませんが、返済は手数料無料で可能です。
マルチメディア端末とは、ファミリーマートにあるFami ポートやローソンやミニストップにあるLoppiなどのことです。
コンビニは、生活圏内にあることが多いですし不便がないと思います。
マルチメディア端末は、ATMのように入金・出金が出来るものではなく、手続きだけをタッチパネルで行い、端末から出てきたレシートをコンビニのレジで精算するという流れでの返済となります。
その際、レシートにはモビットカードローンなどと記載されることはないので、レジ店員に借金の返済だと知られることはないので安心してください。
銀行振り込みについては、特定の銀行(ソニー銀行、SBJ銀行など)が他行への振込を月に1〜3回までは無料で出来るのでそれらの口座がある方は、手数料が省くことが可能です。
WEB完結は出来るのにインターネット返済は出来ない?
時に、モビットカードローンは言わずもがな、WEB完結契約が売りです。
その為、電話連絡なしや郵送物なしという契約手続きのメリットは網羅しているのですが、契約後の返済に関しては少々不便があります。
どのような点かといえば、WEB完結契約をしたものの、自分の都合に合わせた繰り上げ返済がしづらい事が挙げられます。
例えば、モビットと同じく、WEB完結契約にも対応しているプロミスでは、繰り上げ返済が随時、インターネットから出来るといったサービスがあるのですが、モビットにはありません。
ネットバンキング利用している口座から、モビットが指定する口座に振り込み返済すれば、インターネット返済と同じ仕組みでの返済が可能ではあります。
しかし、先述もしたようにどこの金融機関口座でも手数料無料で返済できるわけではありません。
加えて、モビットWEB完結での口座振替返済は、基本的に約定返済日のみ対応しています。
すると、モビットWEB完結利用の場合、手数料をかけずに繰り上げ返済をするには、口座振替の約定返済日に、最低返済額に任意の金額を上乗せするしか無難な方法がないのです。
SMBCモビットの残高毎の最低返済額
モビットの返済方式は現在のカードローンで主流の借り入れ後残高スライド元利定額返済方式です。
最終借入後残高 |
返済額 |
---|---|
10万円以下 |
4,000円 |
10万円超過、 20万円以下 |
8,000円 |
20万円超過、 30万円以下 |
11,000円 |
30万円超過、 40万円以下 |
11,000円 |
40万円超過、 50万円以下 |
13,000円 |
50万円超過、 60万円以下 |
16,000円 |
60万円超過、 70万円以下 |
18,000円 |
70万円超過、 80万円以下 |
21,000円 |
80万円超過、 90万円以下 |
24,000円 |
90万円超過、 100万円以下 |
26,000円 |
*100万円以上の最終借入後残高は金額が20万円増すごとに、返済額が4,000円増えての返済となる。
20万円から40万円までの間の残高だけは返済額が1,1000円と同じ返済額となっているので、毎回の返済負担額だけを考えるなら、20万円よりも40万円を借りた方がお得です。
(ただし、残高の金額が大きいほど返済期間は長く利息分で総支払額は高い)
時に、返済額とはモビットの場合いくらの残高に対して最低いくら払えばいいという金額として、上記の表のように約定返済額として提示されています。
約定返済額は、基本的に最低返済額を表しています。その為、それ以上の金額での返済も可能です。
加えて、モビットはいつでも利用者のタイミングで、借入の当日からでも繰上返済が可能となっています。
実は、この繰り上げ返済がいつでも可能というのは利用者にとって嬉しい点です。
最低返済額で支払うのは確かに、払う金額が少なくて負担がないのですが、少額での返済を続けていると残高がなかなか減りません。
その為、最低返済額で只々返していくと完済までの期間が長くなり、その日数分返済時の利息は増えていきます。
そうするとどうなるかといえば、借りた金額(元金)を大幅に上回った利息を含めた支払いを最終的にすることになってしまいます。
これはモビットだけの返済に言える事ではなく、現在の消費者金融や銀行どこのローン返済にも言えます。
そこで、その返済期間の長期化による利息の肥大化を防ぐのに便利なのが、繰り上げ返済や上乗せ返済です。
お金に余裕がある時だけ(例えばボーナスが入る月など)最低返済額、もとい約定返済額に千円や二千円でもいいのでプラスして返済すると返済期間が下手に延びる事や利息負担が増大してしまう事の予防になります。
SMBCモビットの返済方式の特徴
モビットカードローンの返済方式は、残高に合わせて返済額が変わる残高スライド方式をとっています。
そのように、残高によって毎度の返済額が変わるという返済の仕組みは、現在カードローンで主流の返済方式です。
モビットは返済額を、最後に借入を行った時点での利用残高に応じて設定しているので、残高スライドの前に「借り入れ後」と冠しているようです。
その為、契約して初めて借り入れをした後、追加で借り入れをしない場合は返済額が再設定されない。というのがモビットの返済の仕組みです。
例えば、最初に10万円以上をモビットから借りると返済額は8,000円です。
そのまま追加借り入れをせずに返済だけをしていくと返済額は完済まで8,000円です。
ところが、残高が10万円以下になった時、追加で10万円を超えない範囲で借り入れをすると、次回の返済額は10万円以下の返済額に再設定されて4,000円になります。
SMBCモビットカードローン返済で見逃しがちなポイント!
カードローンはモビットだけに限らず、基本的には一ヶ月に一回の約定返済日があります。
モビットカードローンでは、5日、15日、25日、末日から約定返済日を利用者が決めることが出来ます。
約定返済日の選択肢が4日もあるので、自身の給料日などの都合と合わせやすいといえるでしょう。
ここまでは誰でもちゃんと把握すると思いますが、モビットカードローンでは借り入れ日によって約定返済日が、同月なのか翌月なのか翌々月のその日なのかが変わります。
具体的に説明すると、約定返済日が5日なのと15日なのとでは、同じ日に借り入れをしても返済月が変わってくるという事です。
例えば、同じ20日に借り入れをしたとして、5日が約定返済日の場合は翌々月の5日の返済になるのに対して、15日を約定返済日にしている場合は翌月の返済になります。
他の25日や末日の場合も、借り入れ日によって約定返済月が変わります。
以下、モビットカードローンの全部の約定返済日と借り入れ日と返済月の関係の表です。
約定返済日 |
借入日と返済月 |
---|---|
毎月5日 |
1〜19日 =借入日のある月の翌月に返済 20〜末日 =借入日のある月の翌々月に返済 |
毎月15日 |
1〜末日 =借入日のある月の翌月に返済 |
毎月25日 |
1日〜9日 =借入日のある月の約定日に返済 10日〜末日 =借入日のある月の翌月に返済 |
毎月末日 |
1日〜14日 =借入日のある月の約定日に返済 15日〜末日 =借入日のある月の翌月に返済 |
また、前回約定返済日の翌日から次の約定返済日の間に、最低返済額以上の返済があった場合には、返済期日が翌月に延びます。
その為、いつもより早くお金の都合がついたりして繰り上げ返済をすることで、次の返済日までの間を長くとることが出来ます。
繰り上げ返済・上乗せ返済にはメリットがあるのか?
繰り上げ返済や上乗せ返済をすることは、最終的な総返済(総支払い)額のうちの利息を抑えるのも一理あるのですが、他にもローン利用において良い影響を与えることがあります。
返済を約定日よりも早く支払うのも、約定(最低)返済額より多めに支払うのもお金を貸しているモビットからすると、嬉しい事です。
しっかり毎度返済してくれるのに加えて、そのように貸付側にもメリットのある返済の仕方をしていると、優良顧客に見込まれる場合があります。
お金をコンスタントに借りて、尚且つ利息の付いた返済をちゃんとこなしてくれるローン契約者には、長く契約をしていて欲しいというのが貸付側の本音でしょう。
その為、優良顧客に見込まれると、限度額が上がったりそれに伴って金利が下がる事があります。
ただし、限度額が上がったからと言って、どうしてもその額いっぱい借りなくてはいけないわけではありません。
その増えた枠内でも、必要な分だけ借りるという使い方をすれば、以前と同じ額を利用していても金利が低く借りられてお得です。
ローンは返済の仕方次第で、借り入れをしている状況を良い方向に持っていく事もできます。
延滞をただ心配するよりも、少しでも先の返済が楽になる方法を考えた方が建設的なローン利用に繋がります。
一括返済する場合は利息に注意
モビットカードローンでの一括返済に限ったことであはありませんが、残高を一括で支払う場合は利息を含める事を忘れないようにしましょう。
というのは、利息は残高がある限り1日毎に増えるからです。
モビットカードローンを一括返済する場合は、返済金額を変更することになる為、モビットコールへ問い合わせてから一括返済する流れとなります。
一括返済の方法は、銀行振り込みかATMからの返済のどちらかになります。
口座振替での一括返済は出来ません。
提携ATMから一括返済し、硬貨でのおつりがある場合はその分の返却についてモビットから案内があるので、再度返済後にモビットコールへ問い合わせてください。
ATMから硬貨がその場で返却されることはないので、注意が必要です。
時に、完済をしてもカードローン契約の解約手続きを行わない限りは、続けてモビットカードローンの利用が可能です。
その際に、完済しない場合は千円以下の端数は支払わなくても大丈夫です。
完済=解約ではないので、借り入れ件数を減らす為に完済したい。という場合は解約までする必要があります。
平均的な収入・支出を考慮したおすすめの借入金額と返済の仕方
自分の収支を考慮した借り入れ・返済をすることで、上手なローン利用が可能です。
ローンに振り回されないローン利用をするには、自身の金銭事情の全体像の把握は欠かせません。
モビットの審査を通過するために、年収と借入額のバランスを考えて契約申し込みをするのは勿論ですが、借りるからには返す見通しも付けなくては後々困る事にもなります。
返済を考えるというのは、借入額に対する返済額をただ把握していればいいというわけではありません。
理想の返済計画の練り方は、ズバリ自身の生活収支を現実的にみて、そこにローン利用分を入れても生活に支障がない返済が出来るか?
または、生活の補填の目的で借りたお金の返済が逆に負担になることはないか?を計算することです。
ここでは、返済計画の立て方を平均的な収支データをもとに例として挙げみました。
*平均的な年収・月収と一ヶ月あたりの支出額を算出するために、国税局の民間給与の実態調査結果から平成26年度(国税局HP最新統計結果)の平均給与、総務省統計局の家計調査結果から平成28年度6月(統計局HP最新統計結果)の一ヶ月あたりの二人以上の世帯の平均消費支出額を参考にしました。
時に、正社員やパート・アルバイトでは収入に差があるので分けて借り入れ・返済の例を挙げます。現時点(2016年8月現在)においてのそれぞれ平均金額となっています。
正社員の場合のローン利用計画の例
正規雇用での年収平均は415万円となっています。これを月収にすると約35万円です。
この年収で総量規制内(年収の1/3)を踏まえて借り入れ可能額を計算すると、138万円なのでおおよそ最高で130万円が借りられる金額の目安となりその際の当分の返済額は34,000円です。
まず、月収35万円からひと月あたりの平均消費支出の261,452円を引くと手元に残る金額は88,548円です。
そこからローンの返済額34,000円をさらに引くと54,548円が貯金や他の消費活動(平均消費支出以外のプラスアルファ)として最終的に自由に出来る金額となります。
パート・アルバイト、派遣の場合のローン利用計画の例
非正規雇用での年収平均は170万円となっています。これを月収にすると約14万円です。
この年収で総量規制内(年収の1/3)を踏まえて借り入れ可能額を計算すると、56万円なのでおおよそ最高で50万円が借りられる金額の目安となりその際の当分の返済額は1,3000円です。
非正規雇用の月収14万円からひと月あたりの平均消費支出の261,452円を引くには金額が足りないので、例えばパート主婦と夫の収入を併せて平均より5万円低い月収30万円だと仮定します。
30万円から261,452円を引くと手元に残る金額は38,548円です。
そこからローンの返済額1,3000円をさらに引くと25,548円が貯金や他の消費活動(平均消費支出以外のプラスアルファ)として最終的に自由に出来る金額となります。
手に何らかの職がある社会人がひと月に自由に使いたい金額は一般的に4〜5万円といわれています。
しかし、平均の収入よりも5万円低いだけで、総量規制内いっぱい借り入れをすると最終手元に残る金額は25,000円ほどでしかも世帯収支での計算である為、とても余裕があるとは言えません。
加えて、生活費の補填で借り入れをする場合には収入が平均より少ない事が前提とすると、借入額も大切ですが収入と返済額のバランスも考慮しなくては、カードローン利用が補填ではなくただの負担になりかねません。
モビットカードローンでのおすすめの借入金額と返済方法
消費者金融でのローン利用の場合、返済金額がなるべく1万円を超えない少額借り入れからの一度完済。そしてまた借り入れ…の完済まで含めてパターン化しての繰り返し利用がおすすめです。
借り入れを一回したら完済も一回というローン利用をすることで利息計算もし易く返済の見通しも付けやすいです。
日常的に、何回も何回も借り入れてはとりあえず毎度の返済を最低返済額でこなすというローンの使い方は、いつ借りた分がどれだけ返済で出来ているか、その金額の利息分はいくらになっているかが分かりにくいです。
その為、いつまでも完済出来ず利息が嵩むリスクがあります。
そこで、ちょっとした出費や生活の補填でモビットでお金借りる際のおすすめの借り方の例を紹介します。
借入金額は15万円一度借りたら完済するまで追加の借り入れはしない。という方法です。
モビットで15万円を借りると毎月8千円(最低返済額)返済で23ヶ月(約2年)で返済が可能な計算になります。
その際の残高にかかる総利息額は、26,989円です。
余裕のある時に1万円で返済するとさらに返済期間が短くなり、利息分の金額も減るので1年半と少しの期間で返すことが可能です。
借りた15万円を1年(12カ月)で割ると、毎月12,500円が一年間お金を借りたことによって利用できる金額となります。
一年の間、毎月12,500円あれば月収が30万円の世帯の場合も、現在の平均的な出費をした後、手元に残るお金が5万円となるので懐にゆとりが出来ます。
ただし、そこから毎月の最低返済額である8千円を捻出する必要があることは忘れ無いようにしましょう。
基本的にモビットなどの消費者金融が総量規制ギリギリの金額での貸付を良しとすることはありませんし、返済の負担が利用者に重いような契約は締結しません。
しかし、自分でも返済のシミュレーションをしてから契約、利用中も確認にすることを心がけた方が上手なローン利用が出来るといえます。
返済が遅れそうなときは必ずSMBCモビットに連絡!
時に、本来あってはいけませんが返済が遅れそうな時は、約定返済日の前にちゃんとした理由と共にモビットにその旨を伝えてください。
遅れるのが1日や2日という短期であっても連絡は必ずしましょう。
というのも、何も伝えずに返済をしないとその後のローン利用が出来なくなったりするからです。
前もって返済遅延を伝えておけば、うっかりなどの場合は限度額が急に下がったり、追加借り入れが利用停止になったりすることが避けられます。
ただし、返済は1日でも遅れると遅延損害金が付くので、約定返済日は忘れないように、また、借り過ぎて返済不能などに陥らに用に注意しましょう。